和洋菓子ながかわ

富山県中新川郡立山町五百石67
076-463-0261

立山民話 おにぎり地蔵


優しい甘みとやわらかさに
おもわず微笑むこと間違いなし。

全3種のおにぎりならではの餡をサンドしました

当店の「おにぎり地蔵」はある立山のお地蔵さんの民話から生まれました。
小麦粉を一切使わず、お米の粉だけを使用している為、お米のように白く、ソフトで今までにない食感と優しい風味に仕上がっております。
さらに、昔話にちなんだおにぎりの形の生地に、こんぶ餡・わかめ餡・うめ餡をサンドしました。


おにぎり地蔵 梅餡

一個 150円(税別)

おにぎり地蔵 こんぶ餡

一個 150円(税別)

おにぎり地蔵 わかめ餡

一個 150円(税別)

立山民話『おにぎり地蔵』

日本三大霊峰・立山で語り継がれる、不思議なお地蔵さんのお話

 

むかしむかし、立山のふもとに、貧しいけれど仲の良い木こりの一家がありました。
 
ある時可哀想な事に、母親が三つになる男の子を残して死んでしまったのです。
お葬式(おそうしき)の帰り道、男の子は村はずれに立っているお地蔵さんを見て言いました。
「あっ、お母ちゃんだ!」
男の子はお地蔵さんに抱きついて、離れようとしません。
 
やがて父親は新しい母親をむかえましたが、男の子は新しい母親にはなつかず、
いつもお地蔵さんのそばにいました。
新しい母親はそんな男の子がきらいで、男の子につらく当たるようになりました。
 
ある日の事、男の子がおねしょをすると、母親は怒って何も食べさせてくれませんでした。
ひもじくなった男の子が泣き出すと、
「地蔵様がおにぎりを食べられたら、お前にも食べさせてやる。」
と、男の子におにぎりを持たせました。
 
男の子はさっそく、お地蔵さんに頼みました。
「どうか、このおにぎりを食べてください。」
すると不思議な事に、石のお地蔵さんがおにぎりをパクリと食べたではありませんか。
 
喜んだ男の子は母親にこの事を話しましたが、母親は信じてくれません。
それどころか、
「お前が食べたんだ!」
と、耳を強く引っ張ったため、男の子の耳は聞こえなくなってしまったのです。
 
それでも男の子は、お地蔵さんがおにぎりを食べたと言います。
そこで母親はまた男の子におにぎりを持たせると、そっと後をつけました。
そうとは知らない男の子は、お地蔵さんの口におにぎりを当て、
「もう一度、おにぎりを食べてください。」
と、お願いすると、お地蔵さんは涙をハラハラ流しながら、おにぎりを食べ始めました。
 
母親はこれを見てびっくりです。
母親はすぐに手を合わせて、お地蔵さんと男の子にあやまりました。
 
その後、聞こえなくなった男の子の耳は、母親が一生懸命にお地蔵さんにお願いしたので、
やがて元通り聞こえるようになったという事です。
 
おしまい